整備課長 担当課長
韮澤まちなか整備 松木土木政策
担当課長 調整課長
石黒道路管理課長 水澤道路建設課長
大野水道局長 高野水道局次長
上村業務課長
────────※────────
〇職務のため出席した
事務局職員
小池事務局長 青柳課長
宮島課長補佐 木村議事係長
────────※────────
○
荒木法子 委員長 これより会議を開きます。
────────※────────
○
荒木法子 委員長 なお、
報道関係者から
写真撮影の申出がありましたため、
委員会傍聴規則に基づいて
委員長においてこれを許可いたしましたので、御了承願います。
今定例会においては、
新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、
委員外議員の傍聴は自粛し、控室で
インターネット中継を視聴していただいております。
また、換気のため、おおむね1時間ごとに休憩を取りますので、御了承をお願いいたします。
────────※────────
〇
所管事項に関する質問
○
荒木法子 委員長 最初に、
所管事項に関する質問を行います。
◆
諏佐武史 委員 私からは、大きく2点について質問させていただこうと思います。
まず、摂田屋の旧
機那サフラン酒本舗の
主屋改修事業における
建築設計業務委託の件についてでございます。今年3月の
建設委員会と6月の本会議でも質問させていただきました。全部説明すると長くなるので、今回の質問に関係する部分のみ説明いたします。まず、市と
随意契約した
建築設計事務所が旧
機那サフラン酒本舗主屋改修事業を
実施設計まで行い、工事の入札にかけましたが、不調となりました。仕切り直すために
単価調査が必要になったということで、令和4年度予算でこの事業における
特別単価調査業務委託料として600万円を見積もりました。3月の
建設委員会での
予算審議の答弁を引用すると、
特別単価調査についてはその調査を
設計者に依頼することになっており、これについては基本的に
随意契約という形で考えていて、予算枠としては600万円を予定しているということであります。6月の本会議において、
単価調査に600万円の支出があることは理解したのですが、
単価調査からやり直しとなると、それとは別に
修正設計に係る費用も必要になるのではないかと質問いたしました。4度にわたる
やり取りの中で、
都市整備部長は
特別単価調査のみで600万円、
単価調査と一体になっている
修正設計に費用は発生しないという答弁でございました。私もそんなことがあるのかなと思って調べたところ、6月議会における私の
一般質問の日が6月16日でしたが、その前日の6月15日にこの事業における
修正設計業務委託が
随意契約で税抜き530万円で落札されておりました。要するに、6月15日に随契で
修正設計業務委託が落札されているのに、翌日16日の本会議では
修正設計の費用は発生しないと答弁されたわけです。
まず、この点について確認を求めたいと思います。
◎若月
都市整備部長 私が6月議会で答弁した内容について確認させていただいて、確かにおっしゃるとおりでしたので、今回ここで訂正させていただきます。その600万円の中に
修正設計に係る
委託料も含まれておりました。ということで、訂正させていただきます。
◆
諏佐武史 委員 分かりました。6月議会の答弁は訂正されるということで、この
修正設計は
随意契約ですが、入札にかけるに当たっては当然
担当課から事前に伺い書とか、そういうものを立てると思うのですけれども、その
修正設計を入札にかけると分かったのはいつ頃かについては今御答弁できますでしょうか。
◎石橋
施設営繕担当課長 御質問を確認させていただきますが、いわゆる
随意契約の
執行伺の
起案日ということでよろしいでしょうか。
随意契約の
執行伺の
起案日につきましては、調べまして後でお答えさせていただきます。申し訳ございません。
◆
諏佐武史 委員 分かりました。今この質問で何が言いたいかといいますと、6月の本会議の随分前に
担当課としては
修正設計のために入札にかけるということは分かっていたと思うんです。それなのに、本会議では
修正設計に費用はかからないということをはっきり答弁されていたので、その辺りが少し不可解だったため、ちょっとこういう質問をさせていただきました。今ちょっと手元に資料がないということなので、次の質問に移ります。
3月の
建設委員会の
予算審議において
特別単価調査に600万円かかるという御答弁でございました。先ほどの質問でも少し紹介しましたが、
単価調査と
修正設計は一体となっているということであります。それはそれでいいとして、6月に落札された
修正設計業務委託は税抜きで530万円でした。つまり、
単価調査と一体になっているとしている
修正設計のみで税込み583万円になると思います。これは、普通に考えれば600万円分の583万円が
修正設計になっているので、
特別単価調査という
事業名ではなくて、
修正設計業務委託料という
事業名にするほうが適切なような気がするのですが、この辺りについても見解をお願いいたします。
◎石橋
施設営繕担当課長 当初
予算時点の名称と実際に発注した段階での名称の違いについて御説明させていただきたいと思います。当初
予算時点では、
修正設計よりも
単価調査の
委託料のほうが内容的に多いと想定しておりましたので、
特別単価調査業務委託という名称としておりましたが、国の
積算基準に基づいて
委託料をよく精査させていただきました。その結果、
単価調査よりも
修正設計の
委託料のほうが多くなりましたので、名称を
修正設計業務委託とさせていただきました。
◆
諏佐武史 委員 分かりました。
単価調査よりも
修正設計のほうに金額がかかるという御答弁だったと思うんですけど、そうすると600万円のうち583万円が
修正設計なので、
単価調査にはこれ以上の追加の支出はかからないという理解でよろしいでしょうか。
◎石橋
施設営繕担当課長 はい、600万円以上の支出は想定しておりません。
◆
諏佐武史 委員 分かりました。そうすると、
修正設計業務委託料583万円の中に
特別単価調査業務委託の費用が含まれているという理解でよろしいのか、もう1回分かりやすく御答弁をお願いできますか。
◎石橋
施設営繕担当課長 委員のおっしゃるとおり、単価の調査と修正の
設計作業を両方併せてこの契約の中でさせていただくということでございます。
◆
諏佐武史 委員 分かりました。この点についても後日検証させていただこうと思います。
この項目の最後の質問ですが、これまでの私の質問の中で市が設定した
予定価格と工事のための
入札金額が大きくかけ離れていて検討するという御答弁があったんですけれども、この検討はもう済んだのでしょうか。
◎石橋
施設営繕担当課長 まさにその
単価調査を含む委託を6月に
随意契約で契約を結ばせていただきまして、現在進行形で調査中のため、まだ結果は出てございません。
◆
諏佐武史 委員 分かりました。
次の質問に移ります。
ペデストリアンデッキの
清掃業務委託についてであります。これも今年6月の本会議で、当市における
清掃業務委託について
一般質問いたしました。特に、当市における
清掃業務委託に関しましては
最低制限価格がないようですが、どういった考えで
最低制限価格を設けないのかという趣旨で質問をしました。その際に、
ペデストリアンデッキの
清掃業務については、今年3月の入札で
予定価格が258万円のところ150万400円と、
予定価格の58%で落札されていることを指摘いたしましたら、
財務部長からは
ペデストリアンデッキの落札率は例年低く、昨年度は55.1%の落札率であったという御答弁がありました。私は6月にも指摘いたしましたように、入札する業者は当然利益が出る金額で落札しているので、市が積算する
予定価格の出し方に今でも疑問は残っておりますが、答弁ではこの
ペデストリアンデッキの清掃について、開札時に低価格の金額だったために履行できるか確認し、履行できるということで、実際に仕様どおりやっているというお話でした。
一般質問の際にも言いましたが、履行の確認について後日検証させてもらうと伝えておりましたので、今日はこの
ペデストリアンデッキの所管の範囲に限って何点か質問いたします。
まず初めに、
ペデストリアンデッキの
清掃業務委託の主な
業務内容について伺います。
◎石黒
道路管理課長 ペデストリアンデッキの主な
業務内容については、まず
ペデストリアンデッキの見回りやごみ拾いなどを1日1回、通路や階段の床の掃き掃除を週に1回、階段やエスカレーターの手すりの水拭き、
あと天井の
ほこり払いを週に3回、
ガラス磨きを年3回、通路の床の洗浄を年2回など行っております。
◆
諏佐武史 委員 分かりました。今ほどの御答弁で、毎日行う業務や年に何回かしか行わない業務があるということですが、それぞれの業務の履行の確認はどのように行われているのか質問します。
◎石黒
道路管理課長 履行の確認につきましては、
委託業者から
清掃業務の内容や日程などの
実施計画書が毎月提出されます。その計画書に基づきまして清掃を実施し、
実施報告書が提出されますので、そこに添付されております日報により、いつ、どのような作業を行ったのか、また清掃の
実施状況の写真も添付されておりますので、
業務内容が計画と合致しているかを確認しております。
◆
諏佐武史 委員 分かりました。今の御答弁の中でも書面で確認されているということですが、例えば
建設工事では専門の検査員が設計と現地が合っているか確認して完了としていると思うんです。清掃の委託のような作業においては、毎日の業務の確認は難しいと思いますので、年に数回という業務については工事と同じように
担当者が現地で仕様書に沿った清掃が行われているのか確認することも必要だと思いますが、最後にこの点について市の考えを伺います。
◎石黒
道路管理課長 委員のおっしゃるように、毎日の業務についてその都度現地を確認するというのは難しいですけれども、職員も毎日
ペデストリアンデッキを通行しておりますので、そこで日々の状況は確認しております。また、年数回の業務につきましては、職員の
事務量増加なども考慮いたしまして、履行の
確認方法を今後検討していきたいと考えております。いずれの方法にいたしましても、今後も
業務内容の
履行確認をしっかり行ってまいりたいと考えております。
◎石橋
施設営繕担当課長 先ほど答弁を保留させていただきました
随意契約の
執行伺の
起案日と決裁日につきまして、
起案日は令和4年5月18日、決裁日が令和4年5月30日でございます。
◆
諏佐武史 委員 分かりました。いろいろとまた検証させていただいて、後日また改めて議論させていただこうと思います。
◆関貴志 委員 すみません。今の
諏佐委員の質問とその答弁を聞いて、少し理解できないところがあったので、
関連質問をします。
ちょっとこの場で答弁を聞いて私も今質問しているので、私の聞き方が誤っていたらそれはまた御指摘いただきたいのですが、今年3月の
予算審議の際には、いわゆる
特別単価調査が
委託料600万円のうちの大半、メインになるということで、費目の説明があったと。その後に精査したら、いわゆる再設計分が大半であって、このたび約580万円の再設計の契約がされたということだと思います。3月の
予算審議のときに、予算というのは大体積み上げたり、見積もったりして予算化されて審議にかかるんじゃないかと思うのですが、このときというのはそういう精査がないまま予算として出されたのか。その後何らかの事情があって内容が変わったのか、その辺の説明をもう一度お願いいたします。
◎石橋
施設営繕担当課長 3月から内容が変わったということはございませんが、3月の
予算審議の時点におきましてはあくまでも概算という形で算定しておりまして、
発注段階での精査をしていった中での結果でございます。
◆関貴志 委員 概算だということですけど、600万円の予算で580万円が再
設計費用となると、ちょっと概算にしてもあまりにも違い過ぎるのではないかなと思うのですが、その辺の見込みと違った理由をちょっと聞かせていただければありがたいです。
◎若月
都市整備部長 入札結果の中に
単価調査と
修正設計が入っておりまして、600万円のうち580万円が
修正設計ではなく、600万円を積算する中に
修正設計と
単価調査が入っております。その割合については、当初予算を見積もっていたときには
単価調査のほうが若干上回るということで
単価調査の概算を出しました。実際に予算が成立しまして、その中でもう一度精査してきました。そして、今度はやっぱり
修正設計のほうが若干多いなということで、
修正設計をメインに発注したということでございます。
◆
加藤尚登 委員 私のほうからは、民間による
中心市街地のビルの
建て替え、あるいは再開発について質問をさせていただきます。
市民の方からビルの
建て替えを考えているんだという声も聞くし、また最近は
中心市街地のビルの
権利者の移動が結構あるようなお話も聞きかじっています。今行政が主導で再
開発事業が着々と進んでいて、過日の本会議で、
長岡令和クラブの
関充夫議員と市長との
やり取りの中でも再
開発事業を行政が主導してやってきたとありました。それを
一つ呼び水として、これからは民間の再開発あるいはビルの
建て替えを進めていきたいんだと、そういう考え方が重要であるという御認識を示されたように私も伺いました。まさににぎわいの創出、それから
経済対策や税収の向上もあると思います。ちょっと通りを一本裏のほうに入るとだいぶ老朽化したビルもあるといった中で、ビルの
権利者の方も
建て替えの考えが頭のどこかにあるというふうなことも聞き及んでおりますので、ビルの
建て替え、再開発を促す意味で質問させていただきます。
民間のビルの
権利者が
建て替えを考えた場合、当然1人で自分のビルをそのまま
建て替えるなら何も公的な支援は得られないんだろうなと思うんです。そういったビルの
権利者がビルの
建て替えを考えて、周辺の方と話合いとか進めていこうとする場合、
支援策についての検討をすると思うんです。現在そういった民間の
権利者がビルの
建て替えの方向に進もうといった場合、行政の
支援策はどのようなものがあるのか、まず最初にお伺いしたいと思います。
◎韮澤
まちなか整備担当課長 民間再開発の
支援制度について御説明します。
まず、
市街地再開発に関する国の
補助制度としまして、現在整備が進む
大手通坂之上町
地区市街地再
開発事業のような
地区面積が5,000平米以上の規模が大きい都市再開発法に基づく
補助制度のほか、
地区面積が1,000平米以上と規模の小さい、
都市開発法に基づかない国の
補助要綱に要する任意の共同化の事業、
優良建築物等整備事業などがあります。市では、
民間主導による
スピード感を持った
まちづくりを支援するため、国の
優良建築物等整備事業を基にした
まちなか建築物更新等支援事業という制度を平成28年度に創設し、民間の再開発を支援しています。どちらも予算の範囲内で
補助対象経費に対し、3分の1から3分の2の範囲で
補助金を交付する制度です。
◆
加藤尚登 委員
補助制度が2種類ありますが、1,000平米以上の任意のビルの
建て替えについて私は今イメージしています。ビルの
オーナーが
建て替えをしようと考えたときに、平成28年度から制度があるということで5年ぐらいの話かと思うんですけれども、この間に
補助事業はどの
程度実績があったのか。そして、現在そういった取組が進んでいる実態はあるのか。また、そういった相談が今までどのぐらいあったのか、それらの部分についてお伺いします。
◎韮澤
まちなか整備担当課長 民間が行う
まちなか建物更新等支援事業については、事業化に向けた調査や
計画立案を支援する
基本計画等作成等事業と、実際の建物の
建て替えなどを支援する
優良建築物等整備事業があります。平成28年度の
制度創設以来、事業採択し、
補助金を支出した地区は合わせて3地区、そのうち
基本計画作成が完了した地区が1地区あります。市民からの相談については、
共同建て替えの相談や
支援制度に対する問合せが毎年1件から2件程度あります。
◆
加藤尚登 委員 実際に実績があって、少しずつ進んでいるという実態が分かりました。そういった方たちは大きな投資となることですので、
合意形成が最初の
ハードルになると思うんです。また、複数の人でのビルの
建て替えは、私は農業をしているので、
ほ場整備をさせていただいた経験があるんですけれども、財産を出し合って、ビルは新しいビルに、田んぼはいい田んぼにして換地をするわけですよね。そんな取組に似ているのかなと思うのですが、最初の
合意形成が非常に
ハードルが高いんだと思います。1軒隣というわけにいかないとしても、近隣の方でやるわけですので、そこで合意を形成するために地権者だけで4人や5人で集まって話をしてもなかなかそういう
支援策の具体的なイメージもつきにくいし、じゃあやろうかというところまでが非常に難しいんだろうなと思います。そういったこれから動き出そうとするときに、市役所に相談するのも1つの手法でしょうけれども、具体的にアドバイスしてくれる
開発事業者とかコンサルタントを担ってくれるようなシステムというか
事業者、あるいは市役所の機能というのは現在どうなっているのでしょうか。
◎韮澤
まちなか整備担当課長 再
開発事業では、建物の
建て替え費用について、
高度利用で新たに生み出された保留床を処分して
事業費を得るスキームとなっております。
地方都市では、
事業計画の段階では保留床の処分先が全て確定しない状況で事業を始める場合が多く、
事業費の負担のリスクを負う
権利者の同意が必要なこともあり、
合意形成が難しい事業となっております。
市では、まず最初に再
開発事業の仕組みなどを理解してもらうため、
先進地区への見学会や
勉強会に使える
補助制度を用意し、1団体につき上限年30万円の
補助金を予算化しております。また、再開発のアドバイザーについては、これまでの実績を見ると、市へ再開発の相談があるのは地権者から相談を受けた
不動産業者や
設計業者であることから、
初期段階では専門的な知識を有する
地元業者が最初の再開発のアドバイザー的な役割を担っていただいていると認識しております。その後、
事業計画作成については、再開発に関する専門的な知識を要する再
開発コーディネーターや再
開発プランナーが県内には少ないため、首都圏からお招きして
基本計画を作成している状況です。
◆
加藤尚登 委員
設計業者や
不動産業者の方は
それなりに
専門知識があって、最初はそこに話が行くのかなというふうに伺いました。人材も限られているのかなと思います。
権利者がそこへ相談に行くというのは、
それなりにもう心がそっちへ動いて、具体的にどう動けばいいのかなというところまで来たからそこまで行くんだろうけれども、やっぱり古いビルの
オーナー、
権利者がどうしようかなと考えているときに、
隣近所の
権利者の方や居住している方も含めて、その話がお
茶飲み話で出るというような状況をつくっていかないと、そこまでなかなか遠いのかなというふうに思います。また、こういう
支援策があるということをビルの
権利者の皆さんは全員知っていらっしゃるのかと思うんですよね。老朽化する
中心市街地という赤く塗られた図面も頂いているのですけれども(図面を示す)、そういった方々からぜひ前向きにビルの
建て替えを、複数でやれば
補助事業もあり、床が処分できれば
投資効果もあるといった魅力的なビルの
建て替えについて、まずは
隣近所で話し合えるような空気をつくっていただく必要があるのかなと思います。
そこで、そういった事業があることをどういった手法で今周知されているのか。具体的に古いビルと特定されたわけだから、その
権利者を調べてそこの方に資料を送ったりとかしているのか、周知や啓蒙の現状はどうなっているかお伺いします。
◎韮澤
まちなか整備担当課長 市のホームページで
支援制度を紹介するほか、
まちなか建物更新等支援事業の
募集要項のパンフレットを
金融機関や
不動産業、建設業、市の施設の窓口に置いていただくように御協力をお願いしております。そのほかに相談を受けた経営者のところに職員が伺い、
勉強会を開くなどの活動もしております。委員がおっしゃるような個別の対応はまだしていないのですが、まずは再開発に関する疑問などがある場合は気軽に
中心市街地整備室にお電話か相談していただくようお願いしたいと思います。
◆
加藤尚登 委員 鋭意取り組んでおられることは承知いたしましたが、先ほども申し上げましたけど、
権利者がお互いにお
茶飲み話でこのビルの今後をどう考えているというような話ができるようにする
環境づくりには、何かきっかけが必要なんじゃないかなと思います。例えば
権利者が分かるわけだから定期的に、年に1回ぐらいは
まちキャンでそういった
補助事業の
説明会を開きますよ、どうですかという取組とかをして、そこに行った方はこの前こんな
説明会があったよという話をまた地域というか、
隣近所でできるような雰囲気をまずつくっていって、そこから話が進むと。古いビルは耐震や安全・安心の面でも懸念があるわけですから、そういった観点からももう少し力こぶを入れて周知と啓蒙をお願いします。それから、今
大手通りはだんだんきれいになってきました。ですから、なおさら一本路地に入った古いビルが気になるわけで、そういった
オーナーもきっとどうしようかなと思っていると思うんです。その辺の話合いができる
雰囲気づくりをこれから期待したいのですが、市の御見解はいかがでしょうか。
◎谷畑
中心市街地整備室長 民間主体の再
開発事業の
合意形成を促す取組という御質問でありますが、
合意形成はやはり委員がおっしゃられたように、再
開発事業自体がよく分からないとか、
権利者の考え方もそれぞれなので、そういった不安とか、時間がかかるということがよく言われています。
市としましても、
合意形成を促す取組としてしっかりやっていきたいと思います。ただ、行政がどこまで関わるかというと難しい部分もありますし、特に
初期段階の取組は非常に重要でありますので、ここはしっかりやっていきたいというふうに思っています。
合意形成の進め方の中で、先ほど実績のお話がありましたけれども、既に民間のほうで動きがございまして、こういった
コロナ禍で
経済情勢が変わってきている中でも、
関係権利者の方が
合意形成に向けて一生懸命進めているという動きもございますので、そういったものをまた我々としても期待していきたいです。
気運醸成、
雰囲気づくりにつきましては、繰り返しになりますが、新たな相談といったものはしっかり
中心市街地整備室でお受けして、出向いて御説明をしていく中で、さらに
民間投資が進むように
周知方法を含め、様々検討していきたいと思っています。
再
開発事業への不安解消、そして事業の仕組みや
支援制度の説明といったものにしっかり取り組みまして、
民間投資を呼び込む、そしてより魅力的な
中心市街地となるよう、さらに力を入れて取り組んでまいりたいと考えております。
◆山田省吾 委員 私のほうからJR越後線の利用促進と存続について質問させていただきます。
越後線と言いますと、長岡市民にとってはイメージ的に知っている人は割合少ない、大勢はいないんじゃないかなという感じがするわけです。この越後線につきましては、旧和島村で財をなした久須美家の当主でありました久須美秀三郎氏が尽力して越後線を引く努力をして現在に至っているという話を私も伝え聞いています。そういう中で、越後線につきましては、最近では中越地震のときに信越線が不通になり、快速列車が新潟県から長野県に向けて通ったと。その前につきましては、土砂災害か何かで信越線が不通になったときに特急列車が通ったということで、迂回路線として非常に重要視されてきたのは事実であります。
そういう中において、まず越後線について長岡市としてどの程度理解しているのかお聞きしたいと思います。
◎近藤 交通政策
担当課長 越後線につきましては、長岡市としても寺泊地域と和島地域において、主に高校生の通学利用ですとか、市民生活に大変必要な路線というふうに考えております。
◆山田省吾 委員 私が子どもの頃には、貨物列車も通り、今の寺泊駅で蒸気機関車が貨物の入替えをしていたのが記憶にあるわけです。それほどにぎわっていた時代がありましたけれども、交通網の政策の関係で自動車社会になってから言われたとおり、今の越後線を見ていますと子どもの通学がメインな感じがしますし、あと寺泊駅の場合は時折観光客の方が降りているという中で、
それなりに利用はあるのかなという感じがしますが、このままだと大変な時代が来るなという矢先に、新聞報道で赤字について知りました。赤字路線として国を挙げてこれからどういう対応をするのかということになったわけですけれども、そういう中におきまして新聞を見ましたら沿線自治体の柏崎市、刈羽村、出雲崎町のトップといいますか、市町村長の談話が載っていました。残念ながら、そこに長岡市の
磯田市長の話はなかったものですから非常に残念だなと思ったわけです。私はやっぱり市町村を超えた中で、何とか存続する手だてとしてこれから国・県、それからJRで協議会を立ち上げると思うんですけれども、そういう中でしっかりと沿線自治体が連携しながら働きかけるのも大事かなと思うのですが、その辺の意識についてお聞かせください。
◎近藤 交通政策
担当課長 今ほど山田委員から御紹介がありましたとおり、JR東日本が7月末に利用者が特に少ない路線の利用状況や収支を公表したところでございます。長岡市の関係では、おっしゃられた越後線の柏崎─吉田間と飯山線の越後川口─津南間が対象と公表されております。
国土交通省では今後、取りまとめた有識者検討会の提言の中で、一定の条件に該当する路線については国や県、JR、また沿線自治体関係者による協議の場を設け、今後の方向性について結論を出すということも示されております。市としましても、今後も引き続きJR東日本等の動向を注視しながら、国や県、沿線自治体と連携して対応していきたいというふうに考えております。
◆山田省吾 委員 長岡市からするとまち外れのようなところを通っているわけですから、なかなか目が届きにくいと思うんですけれども、それをしっかりと県下第2の都市としてリーダーシップを取りながら協議会に参加していただきたいなと思っているわけです。
そこで、これからの現状の中で本当に行政にお願いをするだけではなくて、やはり地域住民が一体となってどういう利活用ができるのかを検討する会を立ち上げて進めていくのが大事かなという気がするわけです。今実際に、小学生や中学生の子どもたちが電車に乗ったことがないとか、バスに乗ったことがないというのが現状となると、本当に親しみが感じられないのかなという思いがしますし、高校生になってから初めて電車に乗るという子どももいるやに聞いているわけです。そういう部分を考えると、やはりふだんから地域住民が一体となりながら利活用を進める運動も大事かなと思います。また、昨今ではJRがイベント列車等を利用しながら運行を計画する路線もあるやに聞いているわけですけれども、そういう部分も踏まえて地域住民も一体となりながらその活動に参加するのが大事かなと思うのですが、そのための橋渡し等についてのお考えをお聞かせください。
◎近藤 交通政策
担当課長 今越後線に限らず、公共交通は非常に利用者の減少が続いて、大変厳しい状況となっております。もちろん国や自治体による支援も必要ですけれども、今おっしゃられたように地域の方から現状を知っていただきまして、積極的に利用していただくなど、盛り上げて関心を高めていただくということは大変重要だと考えております。現在寺泊駅では、駅前広場の整備も行っております。市としましても、駅の活用とかJRとの調整とか、できる協力はしていきたいというふうに考えております。
◆山田省吾 委員 今答弁の中で、駅の利活用という話も出ましたが、聞くところによりますと、過去には例えば駅の中に展示をしたいといったときに、1部幾らですよという金額を言われたことがあるんですけれども、最近では無人化の方向なものですから、JRのほうも駅の利活用を進めてほしいというような意向があるやに聞くわけです。現実的に寺泊駅の中には路線を走っていた電車の写真等、あるいは室戸台風のときの写真等が展示してあって非常に好評を得ていまして、そういう部分の使い方も非常に重要だと思うんです。そういう中で、やはり市としてもJRとの交渉の中にきちっと関わっていってほしいと思うのですが、いかがでしょうか。
◎近藤 交通政策
担当課長 駅の利活用といった部分に関しまして、当然そういうお話があればJRとの調整ですとか、その辺についてはできる部分は協力させていただきたいと思っております。
◆山田省吾 委員 最後になりますけれども、今現実的に寺泊駅の場合は越後交通のバスが入っているわけですが、利用者のほうから電車の到着時刻とバスの到着時刻にずれがあって、一番ひどいのは電車の到着の1分後にバスが出るという状態、あるいは高校生が一番乗る通学ラッシュの電車はバスが7時30分に寺泊駅に着くけど、7時25分には電車が出ているという状態ですので、どうしても親御さんが送っていかざるを得ないというのが現状です。バス会社になるのかJRになるのか知りませんけれども、そういう部分をしっかり調べながら利便性を向上させるのも大事じゃないかなと思うのですが、その辺はどうでしょうか。
◎近藤 交通政策
担当課長 寺泊駅に停車します路線バスのダイヤ編成につきましては、バス
事業者がつくっているバスの時刻表の中に越後線の発着時刻も併記して掲載するなど、
事業者においてもできる限り乗り継ぎを考えたダイヤ設定にしているというふうに聞いております。ただ、バスと列車の便数が違ったり、列車の上り下りの時刻の違いから、委員の御指摘のとおり、乗り継ぎが不便になっている便があることも認識しております。頂いた御意見につきましては、今後のダイヤ編成時に検討していただくように、またバス
事業者のほうにも伝えたいと考えております。
◆山田省吾 委員 やっぱり本当にそういうささやかなことからでも利便性を向上するのは非常に重要かなと思いますので、これからもひとつよろしくお願いいたします。
◆桑原望 委員 私のほうからは、公園の維持管理について幾つか質問させていただきます。
まず、新型コロナウイルス感染症の影響で、人々の価値観とか、生活、ライフスタイルなどが変わってきていると思っております。例えば密を避ける必要がある一方で、一人一人が孤独にならない
まちづくりというのが求められております。そんな中で、屋外にある公園の存在というのはますます重要になってきて、また今までと価値観だとか在り方も変わる必要があるなというふうに思い、そういった観点から幾つか質問をさせていただきます。
まず、都市公園と児童公園の数の推移、増減などをお聞かせください。
◎有賀 都市施設
整備課長 現在、都市公園は362か所、そのうち児童公園、今は街区公園と言うんですけれども、292か所でございます。平成29年度からの5か年の推移をちょっと御紹介いたしますと、都市公園は14か所、そのうち児童公園は12か所の増加となっております。
◆桑原望 委員 今の点で、少し数字の確認をさせてください。これは、増えたところと減ったところ、廃止になった公園などもあってその数字なのか、それともなくなった公園はなくて増えたところのみなのかお聞かせください。
◎有賀 都市施設
整備課長 開発等によって増えた数でございまして、減ったところはございません。
◆桑原望 委員 そういった公園がよく町内とかに委託されているという話を町内の方からお聞きするんですけれども、その委託等の件数や割合をお聞かせください。
◎有賀 都市施設
整備課長 都市公園362か所のうち292か所を町内のほうに維持管理をお願いしております。割合にして8割程度でございます。地元の小さな公園のほとんどは、町内会にお願いしている状態でございます。
◆桑原望 委員 そういった町内に委託されている公園がある町内の方にお聞きすると、いろんなところがありまして、正直に言って負担だと、草刈りも草ばかり生えて、うちらはもう高齢化してるから大変でやっていられないというところもあれば、公園の維持管理にとどまらず、公園を生かした形で地域の活性化ができているようなところもあるように感じております。
そこで、まずそもそもの委託の目的と、そういった町内に対して市がどのようなサポートをしているのかお聞かせください。
◎有賀 都市施設
整備課長 町内会などに委託をお願いしている公園は、いわゆる地元に密着した公園でございますので、利用される皆さんに維持管理をお願いすることで公園に愛着を持っていただきたいと思っております。また、草の伸び具合を見ながら草刈りをしたり、遊具の不具合などが速やかに発見されることなどを目的としております。また、市のサポートという面では、肩かけ式や自走式の草刈り機をお貸ししたり、刈り取った草の回収、また花で公園をきれいにしたいという町内には花の苗を支給しております。市民と市が役割分担しながら、協働して公園の管理を進めることが大切だと思っています。
◆桑原望 委員 先ほど町内の負担が大きいというような声も私のところに届いているとお話ししましたけれども、
担当課のほうに町内のほうから公園の管理が大変だと、例えばもう公園の管理をやめてしまいたいだとか、別のところに管理をお願いしたいだとか、今やっているサポートとは違うサポートが欲しいとか、町内からはどのような声が届いていますでしょうか。
◎有賀 都市施設
整備課長 年間に3件程度、地元の皆さんからちょっと高齢化でなかなか難儀だよという声を伺っております。そういったところの現状を聞いて、ほかの町内はこうやってうまくいっているよというようなアドバイスをしながら、何とかお願いをしているところでございます。
◆桑原望 委員 一方で、うまくいっている例もあるんじゃないかなというふうに思います。公園をただ管理するだけじゃなくて、町内とか地域でコミュニケーションとか
まちづくりに生かしている例があろうかと思いますけれども、そういった地元管理がうまくいっている事例というのはどのようなものがあるのかお聞かせください。
◎有賀 都市施設
整備課長 例えば公園を花いっぱいにきれいにしていこうという町内がありまして、花づくりが好きなリーダー的な存在の方が引っ張りながら、花を種から育ててみんなで植えたり、そういったことで町内のコミュニケーションを取りながら全体としてうまくいっている事例がございます。草刈りなど町内活動の1つとして、多くの方がなるべく参加していただくような仕組みなどをつくっていくことがうまくいくポイントではないかなと考えています。
◆桑原望 委員 管理の在り方で町内の事情がそれぞれ違うものですから、いろんな在り方があっていいと思うんですけれども、1つお願いなのですが、成功している、うまくいっている事例が共有されていないと思うんです。高齢化が進むのはどの地域も一緒なわけですから、ここのこういう町内はこういうふうにやってうまくいっていますよみたいなことを共有して紹介して、それが市政だよりになるのか、別の媒体になるのか分かりませんが、そういった形でただ町内が管理するということではなくて、公園を生かした
まちづくりというところで成功事例をシェアして、負担に感じているようなところが生かせるようにしていただきたいと思います。
もう1点、公園というとちょっと昔だとやっぱり子どもの場所というイメージがあったと思うんですけれども、今は少子高齢化が進んでいます。先ほどお話ししたみたいに新型コロナウイルスの影響によって、屋内ではなくて屋外でコミュニケーションが取れる、人々が集えるコミュニティの核になる存在という意味で公園は重要だというふうに思っております。その中で、子どもが遊ぶ遊具ではなくて、健康遊具と言って健康づくりに生かせる遊具があります。私は以前にも質問させてもらっているんですけれども、そういった遊具をちょっと増やしていくことによって、子どもだけじゃなくて高齢者とか大人も公園に親しむ人が集える、そういった多世代が集える
まちづくりの一環としての公園になろうかと思います。今、健康遊具の設置状況がどのような状況なのか、そしてまた健康遊具を増やしていくことについての課題や目的などをお聞かせください。
◎有賀 都市施設
整備課長 まず、健康遊具のある公園でございますが、水道公園、花園南の運動公園など3か所でございます。ぶら下がり遊具、垂直にジャンプするような遊具、それから腹筋を鍛えるような遊具が設置してございます。あと、
コロナ禍で健康ブームの後押しもありまして、健康づくりや体力づくりを目的にした公園利用者が増えるなど、公園の使われ方が
コロナ禍の中で変わってきているというふうに思っています。従来屋内で行われていた体操教室とか、ヨガやダンスの教室などを屋内ではなくて公園のほうでしたいということで、マットを一枚持てばどこでもできるため、利用が大きく変わってきているなと感じております。健康遊具があるところもありますけれども、公園が使われることが一番でございますので、健康遊具も含めてどんな施設がいいのかを利用される御町内の方と相談しながら進めていきたいと考えております。
◆桑原望 委員 利用する地域の方が考えて選ぶ、意見を聞くというのはいいなと思うんです。健康遊具について、多分そこまで知られていないんじゃないかなというふうに思うので、こういう選択肢もありますよ、こういうものもありますよということもお伝えしていただければなと思います。
午前10時55分休憩
─────────────────
午前11時5分開議
◆関貴志 委員 いわゆる危険なバス停について何点か質問させていただきます。
昨年になりますけれども、国土交通省が横断歩道や交差点のそばにある危険なバス停ということで全国的に調査をして、全国で約1万か所のバス停が危険なバス停であるという調査結果が出ました。長岡市にも危険なバス停があったということであります。このバス停については、危険度に応じて危険度の高いほうからAランク、Bランク、Cランクと3つのランクに分けて調査結果が公表されたかと思います。まず、この危険なバス停について現状がどうなっているのかお聞かせください。
◎近藤 交通政策
担当課長 国のほうで定めた危険なバス停の抽出基準としましては、バス停留所に停車したバス車両が横断歩道や交差点と重なっているか、もしくは前後5メートル以内に入るかといったような観点。それと併せて実際に停車したバスが要因となった事故が起きたかどうかといったような部分も含めた中で、安全上の優先度ということでA、B、Cランクの3段階で判定されています。ただ、ここには実際のバスの利用状況ですとか、運行頻度といったところは基準の中には入っていないんですけれども、そういった基準に基づきまして
事業者のほうで調査いたしまして、市内をリストアップした結果、長岡市内の該当する停留所は全部で32か所となっております。内訳については、Aランクと呼ばれる箇所が6か所、これは全て支所地域にあるバス停になります。次に、Bランクが一番多くて20か所ありまして、長岡地域に14か所、支所地域には6か所となっております。Cランクは6か所ありまして、長岡地域に5か所、支所地域に1か所となっております。
◆関貴志 委員 それで、昨年に調査結果の公表があって、それに対して各地域でいわゆる国・県・市という地元の自治体も参加する形で対策の検討会が設置されて、長岡市も参加されていると思います。今対策が取られているところだと思うのですが、非常に進んでいる地域ですともう6割とか7割くらいが対策済みという地域もあったように思います。長岡市は危険なバス停に区分されたバス停の対策について、現状どのようになっているかお聞かせください。
◎近藤 交通政策
担当課長 こちらの危険なバス停の対策につきましては、まずバス
事業者におきまして現状を確認して、早期に対応が可能な停留所から順次対策を検討、また実施しておるというふうに聞いております。令和3年の最初の公表後からこれまでの間で停留所の移設など対応済みの案件が3件で、7月末現在で未対応が29件となっております。また、そのうち2件は現在移設に向けて調整中となっております。なかなか対策が進まない部分については、課題がありまして、1つ目としては移設の場合ですとやはり移設先、移設候補地の住民や土地所有者の了承も必要となってきたりとか、バス待合所の建物があったりというところもありますので、こういった部分がちょっと課題になっているところかなと思います。
◆関貴志 委員 全国的に非常に取組が進んでいるところと、あとバス停の箇所ごとに状況も恐らく違うということで、危険度がAランクなんだけど対策がなかなか進まないという箇所もあるやに聞いているわけです。今答弁の中でも少し触れていただいたのですが、長岡市の場合は32か所のうち3か所が対応済みということです。これが早いか遅いかというのはちょっと何とも言えないところがありますけれども、1割程度が対策済みで残りが9割ということだと思うのですが、問題になっているような大きな要因がありましたら幾つか聞かせていただきたいと思います。
◎近藤 交通政策
担当課長 先ほどちょっと触れた部分がありますけれども、大きな要因としましては、やはり移設ということをまず前提に考えるのですが、その部分で移設先のところの道路管理者とか警察の許可とはまた別に、住民や土地所有者の方の協力や了解も必要になっているという点。あとは、実際にバス待合所が設置されているところになりますと、その移設も含めた検討や調整の部分も併せて必要になってくることがございまして、こういったことで検討や調整に時間を要しているというふうに伺っております。
◆関貴志 委員 大体の状況は分かりました。自治体も参加して検討されているということなので、ぜひ総合的に取り組んでいっていただきたいなと思うわけであります。待合所、バス停の上屋ということも含めてだと思うんですけど、移転が難しいというのはほかのところの事例でもあるようですが、例えば長岡市はバスロケーションシステムを運用していまして、私もバスを利用するときは必ずバスロケーションシステムで状況を見て、自分が乗るバス停の2つ、3つ前のバス停にバスが来たら家を出て、非常に便利だなと思って使わせてもらっています。これがあることをまだ分からない方も結構市民の中におられて、もっと多くの方に知ってもらって使っていただければいいなと思っています。例えばこのバスロケーションシステムの活用が進めばバス待合所で雨風をしのぐとか、夏の暑い日差しをそこでしのぐとかということじゃなくて、ジャスト・イン・タイムでバス停に行けるということになると、バス待合所自体の必要性をゼロにするかどうかは別にして、ある程度緩和ができるかなという気がします。今の普及の仕方は、ホームページからQRコードを読み込むようになっているかと思うんですけど、例えばもうちょっと工夫して多くの方からの利用が促進できるようなことをやって、その分バス停上屋の解消がもし図れるのであればとか。ただ、それで全てが解決できると私は思っていません。果たしてそれを高齢者とかが使えるのかという問題もいろいろありますけれども、検討会に自治体も入っているので、そういう総合的な対策を考えることによってこの対策を進めていただきたい。特にAランクは危険度が高いということですので、長岡市もより積極的に、できるところは対策を取っていっていただきたいなと思うのですが、今後の方針なり見通しについて最後にお聞かせください。
◎近藤 交通政策
担当課長 市としましても、市民の皆様から事故がなく、安全にバスを利用していただくことは大変重要だというふうに考えております。今ほど委員のほうから頂いたアイデアも含めて、今後またバス
事業者と対策の部分とか、またその協議に当たりましては当然バスの運行頻度ですとか、利用状況なども踏まえた中で優先順位をつけて進めていくことが必要だというふうに考えております。引き続き
事業者と情報共有や協議をしっかり行いながら、危険なバス停の解消に向けてサポートしていきたいと考えております。
◆高野正義 委員 左岸バイパスの南北延伸事業についてお伺いいたします。
左岸バイパスは、信濃川左岸地域における広域幹線道路として観光周遊の形成や産業振興、そしてまた渋滞緩和などの効果が期待され、フェニックス大橋から国道8号までが既に供用開始されています。現在は、さらに長岡北スマートインターチェンジまでの北延伸区間及び長岡南越路スマートインターチェンジまでの南延伸区間で工事が進められておりますので、現在の進捗状況と今後の予定についてお伺いいたします。
まず初めに、北延伸区間の整備の進捗状況をお聞かせください。
◎水澤 道路建設課長 左岸バイパスの北延伸区間の整備状況について、北延伸区間につきましては古正寺地内の国道351号から長岡北スマートインターチェンジまでの間約2.3キロとなっておりまして、そのうち国道351号から国道8号までの0.6キロ区間を令和3年9月に4車線での供用を開始しておるところです。現在は、その先の国道8号から長岡北スマートインターチェンジ間において道路改良及び1級河川の道満川に架かる橋りょうの整備工事を行っているところでございます。
◆高野正義 委員 次に、北延伸区間の今後の工事見込みについてお聞かせください。
◎水澤 道路建設課長 今後の見込みについて、国道8号から北側の県道長岡和島線までの間につきましては、橋りょう工事の後舗装工事を行いまして、11月下旬ぐらいの完成を目指しております。供用開始につきましては、決まり次第ホームページなどでお知らせしたいと思っております。まだその先の、県道長岡和島線から長岡北スマート流通産業団地までの間につきましては、現在工事中でありまして、令和5年度の供用開始を目指している状況でございます。
◆高野正義 委員 今ほどの令和5年度の供用開始については、今年度中に工事が完成するという理解でよろしいでしょうか。
◎水澤 道路建設課長 冬期間の工事は、渇水期での工事が限定される橋りょう工事をしておりますので、今後の状況によるということで、今一生懸命やっているということでございます。
◆高野正義 委員 それで、今ほど答弁がありましたそれらの区間が開通することによる効果についてお伺いいたします。
◎水澤 道路建設課長 国道8号から北側の県道長岡和島線までの区間が開通することによりまして、今現在渋滞箇所とされております国道8号の寺島交差点の負荷が軽減されると考えておりますし、その先の長岡北スマート流通産業団地までの区間が開通することによりまして、長岡造形大学付近の国道8号の蓮潟交差点付近でありますとか、古正寺町地内の渋滞緩和が期待されるほか、長岡北スマートインターチェンジまで直結することになりますので、アクセス性が強化されると考えております。
◆高野正義 委員 次に、越路地域で工事が進められております南延伸区間の整備の進捗状況をお聞かせください。
◎水澤 道路建設課長 南延伸区間につきましては、フェニックス大橋から長岡南越路スマートインターチェンジ間の約4.8キロの整備を予定しております。平成27年度から測量調査の事業に着手しておりまして、今年度は越路中沢地内の国道351号と立体交差するボックスカルバートの工事などを実施していますほか、越路中沢地内からフェニックス大橋までの間におきまして構造物の設計などを行っております。市としましても、国の交付金を最大限活用しまして、早期完成を目指していきたいと考えております。
◆高野正義 委員 南延伸区間については、今後渋海川の橋りょうや信越本線の跨線橋など、費用や時間もかかると思いますが、左岸バイパスは長岡市にとって重要な道路でありますので、引き続き国の交付金などの確保に努めて、早期の完成を目指して努力していただきますことをお願いしまして質問を終わります。
◆多田光輝 委員 私から1点、デマンドタクシーの現状と今後の取組についてお伺いさせていただきます。
大変大きな面積を持つ長岡市にとって、地域内外の移動手段の確保は市民にとって大変重要であると考えております。長岡駅を中心とする主要地点への拠点間交通は、鉄道や路線バスなどで支えていただきたいと思いますが、路線バスなどにおいては人的不足や利用者の低減などによる廃線等の理由で、公共交通空白地帯が増加しております。移動手段は幾つかあるわけですけれども、新しい動きのあるデマンドタクシーを中心にお聞きしたいと思います。
まず、既に運行している栃尾地域と和島地域、それからこれから本格運行に移る寺泊地域のデマンドタクシーの最新の運行状況についてお聞かせください。
◎近藤 交通政策
担当課長 各地域の7月末現在のデマンドタクシーの運行実績について順にお答えいたします。
まず初めに、栃尾地域は令和3年4月から本格運行を開始しております。土日、祝日を含めた毎日、1日6便の運行をしておりまして、実績としては計画便数に対する運行便数の割合、いわゆる稼働率が81.8%、運行している1便当たりの利用者数としましては2.51人となっております。続いて、和島地域のデマンドタクシーは、令和3年10月から本格運行に移行しております。平日のみの週3日、1日5便の運行です。稼働率は41.7%、1便当たりの利用人数は1.74人となっております。栃尾地域、和島地域のいずれも実証運行時に比べて稼働率と1便当たりの利用人数は、増加している状況です。最後に、寺泊地域は、令和3年10月から実証運行をしております。こちらも平日のみの週3日の運行で1日5便、稼働率は94.7%となっております。1便当たりの利用人数が2.95人ということで、本格運行へ移行する目安としています30%以上の稼働率は十分に満たしているといった状況になります。
◆多田光輝 委員 承知いたしました。寺泊地域の稼働率が非常に高いなと感じております。
続いて、寺泊地域でデマンドタクシーの運行が10月から本格的に運用されるわけですけれども、既に本格運行中の和島地域のデマンドタクシーと統合するとのことですが、統合の目的や統合後の運行概要についてお聞かせいただきたいと思います。
◎近藤 交通政策
担当課長 初めに、統合の目的については、稼働率が高い寺泊地域では予約希望が重なって、たまに乗れない便も発生していると。その一方で、和島地域では予約がなくて稼働しない便もあるという状況もありまして、統合することによって効率的な配車を行いまして、利用者の増加につなげたいと考えています。また、運行エリアを統合することによりまして、これまではそれぞれの地域のみだったのが、例えば和島から分水エリア、寺泊から与板エリアといったような移動も今後可能になるということで、買物や通院ですとか利用者の利便性を向上することによって、新たな需要を掘り起こしたいと考えています。
次に、統合後の運行概要についてですが、運行内容につきましては両地域での運行実績を踏まえまして、地域の方が参加する検討委員会ですとか運行
事業者の意見を踏まえて決定しています。運行方針については、これまで同様に和島地域、寺泊地域内の乗降についてはドア・ツー・ドアの運行を行います。その他分水エリアに5か所、それから与板エリアに2か所停留所を設けまして、そこでの乗降も可能としています。運行回数は週3日、月、水、金、午前3便、午後2便の1日5便運行を予定しています。運賃につきましては、地域内の移動は200円と変更ありませんが、地域を越える移動は移動距離も踏まえまして400円、600円、800円といった設定もつくっております。こういった新しい運行内容につきましては、和島地域と寺泊地域の全世帯へパンフレット配布も行っております。また、各支所だよりへの掲載、それから希望地区や団体への説明ですとか、現在周知に努めているところでございます。
◆多田光輝 委員 もう1点、寺泊地域と和島地域の2地域で運行するということですけれども、受けられる業者の方は1社なんでしょうか、お聞かせください。
◎近藤 交通政策
担当課長 統合後の10月からの運行
事業者については、地域には2社業者がございまして、いずれにも共同運行といった話もさせていただきましたが、なかなか経営上の理由もあるということで、現在寺泊地域及び和島地域で運行している
事業者は同一
事業者でありますが、その
事業者が引き続き10月以降も運行する予定となっております。
◆多田光輝 委員 承知いたしました。
続きまして、栃尾地域のバス路線廃止に伴うデマンドタクシーへの移行ということでお聞かせいただきたいと思います。栃尾地域内を運行するバス路線が今年度いっぱいで廃止され、その代替手段としてデマンドタクシーへの移行を予定しているとお聞きしております。地域の説明はまだだと思いますけれども、開催の予定などがありましたらお聞かせください。また、移行後の運行概要など、現在の検討状況についてもお聞かせいただきたいと思います。
◎近藤 交通政策
担当課長 栃尾地域の塩谷地区、東谷地区を今路線バスが運行しておりますけれども、今年度いっぱいで廃止が予定されております。その代替の交通手段といたしまして、令和5年3月からデマンドタクシーの実証運行を開始する準備を現在進めております。これまで地域委員会ですとか区長会等におきまして、方針の説明は行っておりますけれども、具体的な運行内容につきましては現在運行している路線バスの利用状況ですとか、先行して運行している西谷地区のデマンドタクシー景虎号の運行内容をベースにしまして、停留所とか運行回数などの詳細について支所と連携して関係区長や
事業者と調整、検討を進めているところでございます。内容がまとまり次第、おおむね10月中には関係する地区向けの
説明会を行いまして、準備が整い次第パンフレットの作成、それから支所だより等を通じて住民の皆さんに周知を図ってまいりたいと考えております。
◆多田光輝 委員 今までの生活の重要な柱であったバス路線がなくなるということなので、住民の方は非常に不安だと思っております。十分な説明をお願いしながら、検討も十分に行っていただきたいと思います。
次に、こういった事柄によるデジタル化など、新たな技術を活用したことについてお聞かせいただきたいと思います。地域の実情に応じて公共交通を維持し、利便性を向上させることは、地域住民の生活の足を確保するため、今後も必要と考えております。デマンドタクシーにおいても、キャッシュレス決済やスマホアプリからの予約など、デジタル化などの検討が必要かと思います。このことについて、どのようにお考えかお聞かせください。
◎近藤 交通政策
担当課長 委員から御指摘いただいたとおり、地域の生活交通の維持ですとか利便性の向上のためには、デジタル技術の活用は必要なものであると考えております。そういう意味で先進的な事例の調査ですとか、
事業者との意見交換などをこれまでも行ってきております。各地域の運行形態や利用状況、そういった地域の実情に合わせた運行サービスの提供につきましては、今後も引き続き研究していきたいと考えております。
◆多田光輝 委員 今後、高齢化で運転免許の返納も増える中、運転手不足や先ほどほかの委員もおっしゃっておりましたけれども、採算性の問題とかで地域間の移動手段が不足する地域が今後増えてくると思います。今年度いっぱいで平成29年に策定した
地域公共交通網形成計画が終了し、次期計画が策定されると思います。国のほうでも、ICTを活用した次世代の地域間移動手段、通称MaaSの様々な実証研究がされているようです。そういった先進事例も念頭に、効率的かつ市民の利便性が向上するよう、デマンドタクシーに限らず、さらに研究していただくようによろしくお願いいたします。
◆
諏佐武史 委員 1点だけ質問させていただきます。
先ほどの旧
機那サフラン酒本舗の
修正設計業務委託料の件について、6月の本会議の答弁から引き続き
修正設計業務委託と
単価調査の金額が一体となっているということは理解したのですが、6月の
随意契約において税抜き530万円で
修正設計業務委託料として落札されたわけですけれども、その中での
修正設計と
単価調査の金額の配分というか、割合というような考え方で分けられるものなのでしょうか。それがあるとすれば、
修正設計に幾らで、
単価調査に幾らぐらいかかるのかということの概算、またはその見積りが今分かれば御答弁をお願いしたいと思います。
◎石橋
施設営繕担当課長 積算につきましては、
修正設計の部分と単価を調査して積算していくという部分が一体になっておりまして、積算の仕方につきましても一連の流れの中で積算しますので、なかなか明確にというところはございませんけれども、おおむねというような形で、先ほど
都市整備部長もお話しさせていただきましたが、単価の調査よりも
修正設計のほうが多くなったということで御理解いただきたいと思います。
○
荒木法子 委員長 所管事項に関する質問は、この程度にとどめます。
────────※────────
1 議案第94号 長岡市立地適正化計画定住促進条例の一部改正について
○
荒木法子 委員長 議案第94号を議題といたします。
〇
若月都市整備部長 〔議案書及び資料にて説明〕
○
荒木法子 委員長 まず、質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
荒木法子 委員長 それでは、意見はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
荒木法子 委員長 議案第94号は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
荒木法子 委員長 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり決しました。
・議決事由 原案のとおり可決
────────※────────
2 議案第95号 長岡市企業職員の給与の種類及び基準に関する条例の一部改正について
○
荒木法子 委員長 議案第95号を議題といたします。
〇
大野水道局長 〔議案書及び資料にて説明〕
○
荒木法子 委員長 まず、質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
荒木法子 委員長 それでは、意見はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
荒木法子 委員長 議案第95号は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
荒木法子 委員長 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり決しました。
・議決事由 原案のとおり可決
────────※────────
3 議案第96号 市道路線の認定について
○
荒木法子 委員長 議案第96号を議題といたします。
〇
中川土木部長 〔議案書及び図面にて説明〕
○
荒木法子 委員長 まず、質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
荒木法子 委員長 それでは、意見はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
荒木法子 委員長 議案第96号は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
荒木法子 委員長 御異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり決しました。
・議決事由 原案のとおり可決
────────※────────
○
荒木法子 委員長 これにて散会いたします。
午前11時5分散会
────────※────────...